見どころ

東大手門(重要文化財)
二条城の正門にあたる門。現在の門は1662年ごろの建築と考えられています。2階建てである櫓門の形式であり、2階部分が渡櫓、1階部分が門の作りをしています。

東南隅櫓(重要文化財)
寛永3年(1626年)の寛永行幸の際に建設された隅櫓の一つ。見張り台と武器庫の役割を持つ。1階の屋根に千鳥破風が載せられているのが特徴。

唐門(重要文化財)
寛永行幸の前年に建設された。屋根の前後に唐破風がつけられていることから唐門と呼ばれる。格式が最も高い門で貴賓を迎える際に使用される門とされる。長寿を象徴する「松竹梅」や聖域を守護するとされる「霊獣」の彫刻が多くされている。2013年に修復工事がされた。

二の丸御殿(国宝)
徳川家康により慶長8年(1603年)に造営された将軍上洛の際の宿泊所。第3代将軍家光の際に改造が行われ現在の姿となった。15代将軍慶喜により大政奉還が行われた場所である。御殿は全6棟からなり、国内に残る唯一の御殿群として国宝に指定されている。内部には2000を超える障壁画があり、日本絵画史上最大の画派である狩野派により描かれたものである。

二の丸庭園(特別名勝)
1603年に造園、1626年に小堀遠州により改修された書院造庭園。日本で唯一御殿と庭を鑑賞できる場所。二の丸御殿の大広間、黒書院から鑑賞できる。

本丸御殿(重要文化財)
現在の本丸御殿は1893年に桂宮御殿の主要部分を移築したもの。御殿の南側には本丸庭園が広がり、これは明治天皇の指示により造られたもの。
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