この記事では、国内で唯一と言われている金属類を扱う神社「御金神社」のご利益・参拝時間・アクセスなどについて紹介します。
御金神社の御由緒
国造りの神様イザナギとイザナミの皇子である金山毘古命は、かつては民家の中でひっそりと祀られていましたが、明治十六年(一八八三年)に今の御金神社の名前が付けられた社殿が建立され、崇敬者らに金神様の愛称で親しまれ祀られるようになりました。
金山毘古命は金属類を司る神様で、金属類を御祭神として祀る神社は国内では御金神社だけだと言われています。金属類は人々の生活の中でなくてはならないもので、古くは鏡・刀剣類や農耕具、現代では大型機械から日用品や装飾品など広い範囲に渡って使用されています。また通貨には金・銀・銅などの金属が使用され、そこから金銭関係にもご加護があるとされ、近年では証券類から不動産などの資産運用の神として広く崇められています。
- 御祭神
- 金山毘古命(かなやまひこのみこと)
天照大神(あまてらすおおみかみ)
月読神(つくよみ)
御金神社の歴史
- 西暦出来事
- 1883年現在の地に御金神社の名を付けられ建立される。
- 2006年木製の鳥居が台風によって損壊し、鉄製の鳥居が新たに建てられた。その後、金箔を取り扱う方のご好意で鳥居に金箔が装飾され、金色に輝く鳥居となる。
御利益・お守り
金運・開運の神様として厚く信仰を集める御金神社。御神木のイチョウの木にちなんだ、その葉の形をした絵馬が特に人気があり、多くの参拝者が祈願・奉納されています。授与されているお守りやお神札は金運・開運に関するものが多くなっております。特に「福さいふ」に関しては、売り切れることもありますのでご注意ください。
※2017年9月に御金神社境内で確認したものになります。実際に授与されている品は御金神社に直接お問い合わせください。
授与品 | 初穂料 | 備考 |
---|---|---|
金運 いちょう絵馬 | 500円 | 御神木のイチョウの葉にちなんだ絵馬。境内の入り口入って右手のところや末社への通路に信じられない数の絵馬が奉納されています。 |
宝づくし 福さいふ | 1,000円 | 購入した宝くじなどを入れたり、福さいふに入れたお金で宝くじなどを買ったりすると御利益があるとされています。 |
金運 いちょう守り | 1,000円 | いちょうの形をしているお守り。 |
金運 ぎんなん守り | 1,000円 | ぎんなんの形をしているお守り。 |
金運 大金守り | 800円 | がま口さいふの形をしているお守り。 |
金弊神札 | 1,000円 | 金色に輝くお札。開運・金運御守護と書かれています。 |
八方除守り | 300円 | 形は長方形ですが、小さな色とりどりのいちょうが描かれた可愛いお守り。 |
宝づくし 夢枕 | 300円 | 枕の下に敷いてお休みすると、金運の夢が見られるとされています。金色の装飾が施されておりとてもきれいな品です。 |
年中行事(2017年)
期間 | 行事 | 備考 |
---|---|---|
1月1日 | 歳旦祭 | 新春祝詞、参拝者賀詩交換、直会、奉納おたのしみ夜店 |
2月2日 | 節分祭 | 厄除祝詞、古札焼納、福豆接待、奉納おたのしみ夜店 |
8月5日 | 星祭納涼会 | 夏の諸病厄払い祝詞、ひとがた流し、直会、奉納おたのしみ夜店 |
9月23日 | 秋の例大祭・宵宮祭 | 子供みこし巡行、稚児行列、子供ゲーム、奉納おたのしみ夜店 |
9月24日 | 秋の例大祭・例大祭 | 祝詞・玉串奉奠、福引、富くじ、アトラクション、直会、奉納おたのしみ夜店 |
12月31日 | 大晦日例祭 | 年越し初詣、参拝者お迎え |
御金神社の風景
御金神社は周りがビルやマンションに囲まており、その中で金色に光り輝く鳥居がとてもきれいです。ぜひ晴れた日に訪れたいものです。
境内に入り右手にはおびただしい数のいちょう絵馬が奉納されています。お金に関する正直な願いから切実な願いまであり、お金は大事なものだと改めて思い知らされます。
授与所には普段人はおらず、絵馬・お守りに関する志納金は賽銭箱か授与所にある黒い箱に納める形式となっています。
福さいふや御朱印をいただきたい場合は、授与所右手にあるインターホンを押し、ひと声かける必要があります。
本殿の屋根瓦には多くの「金」の文字。また鈴緒も御金神社ならではの黄金色となっています。
また本殿奥にある御神木のいちょうの葉にも御利益があるとされています。いちょうの葉が舞い落ちる季節に訪れ、いちょうの葉を見つけたら財布の中に入れておきましょう。そのうち幸運が訪れるかもしれません。また御神木の銀杏の実が三角形をしており、植物学的にも非常に珍しい物だそうです。
参拝・交通アクセス
御金神社には駐車場はありません。車でお越しの際には付近のコインパーキングなどをご利用ください。
参拝のご案内
- 拝観時間
- 終日
- 授与所受付時間
- 要問い合わせ
- 拝観料
- 無料
御金神社へのアクセス
- 地下鉄烏丸線 烏丸御池駅から徒歩10分
- 地下鉄東西線 二条城前駅から徒歩10分
- 京都市営バス 堀川御池から徒歩6分
御金神社の周辺ガイド
御金神社周辺のおすすめ観光スポットを紹介します。
二条城
御金神社から徒歩10分。特別名勝 二之丸庭園がとても美しい有名観光地。夜間ライトアップが実施されることもあるので、終日参拝が可能な御金神社とも相性が抜群。
二条城 夏のライトアップについては詳しくこちらの記事にて紹介しています。
二条城 夏のライトアップ「二之丸庭園」|京の七夕 二条城会場
まとめ
ここ御金神社には、福さいふやおたから小判など金運にまつわるアイテムがたくさんあります。金運を上げたい方は、そのご利益にあずかってみてはいかがでしょうか。
名称 | 御金神社 |
---|---|
住所 | 京都府京都市中京区西洞院押小路下る押西洞院町 |
拝観時間 | 終日 |
拝観料 | 無料 |
お問い合わせ先 | 075-222-2062 |
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