野宮神社は嵯峨嵐山の竹林の小径を少し進んだところにあります。周りは竹で囲まれてとても落ち着いた雰囲気を感じられる場所です。野宮神社といえば縁結びでご利益がある神社としてとても人気があります。また嵯峨野めぐりの起点として訪れる方も多く、海外の観光客やツアー客もとても多いです。そのため、平日でも訪れる方が多い場所となっています。もしゆっくり見たいのであれば、社務所が閉まる午後5時以降に行くのがいいでしょう。縁結びで有名な野宮神社ですが、他にも見どころがあります。野宮神社の見どころを歴史を交えて紹介します。それではどうぞ。
野宮神社の歴史
ここ野宮の地は昔、斎宮と言われる未婚の皇女が伊勢の神宮に奉仕する前に身を清めるため(潔斎)に使われておりました。歴史はとても古く垂仁天皇の時に皇女倭姫命に奉仕を命じたのが始まりとされています。垂仁天皇の年代は明確にはわかっていませんが、紀元前29年から西暦70年の間とされています。野宮神社の場所が初めて斎宮の潔斎の地として使用されたのは平安時代とされています。それから南北朝の戦乱が起こる後北朝時代(十四世紀後半)まで斎宮制度は続けられました。その後、神社として野宮神社は存続し続けました。それが野宮神社の由来となります。
野宮神社 参拝順序
- 1. 鳥居をくぐる時に一礼
- 2. 手舎水で手を清めます。(野宮神社では止水を利用しているため、口をゆすぐのは省きます。)
- 3. 二拝二拍手一拝で本殿に拝礼します。
- 4. 境内社で各自拝礼し願い事をします。
- 5. 最後にお亀石をなでながらお祈りをします。
- 6. 鳥居を出る時も一礼を忘れないようにしましょう。
見どころ
黒木鳥居
黒木鳥居とは樹皮のついたままの鳥居のことを言います。鳥居の様式としては日本最古のものになります。ここ野宮神社では、古くから黒木鳥居の木として「くぬぎ」を使用しているそうです。近くで見られると重厚な様子がとても感じられ、写真に収めたくなります。
お亀石
野宮大黒天のそばにあるお亀石。形を見るとなんでお亀石と呼ばれているかわかりますね。祈りを込めてなでると、一年以内に願いごとがかなうとされています。斎宮の身を清めるために使われた野宮神社。神聖な場所として使われていたため、すごい力が得られそうですね。
縁結び・良縁結婚(野宮大黒天様)
野宮神社といえば縁結び。そのため、この野宮大黒天様に拝礼される方はとても多いです。小さい神社が可愛らしい感じです。
禊祓清浄御祈願
お亀石の左手に位置しています。禊祓清浄御祈願では、祓いたい・清めたい事を紙に記入し水面にコインを乗せてお祈りします。野宮神社では良い縁を結ぶだけでなく、縁を切るのにも使えるんですね。良い縁を望む前に、不要な縁を断ち切るのが良いのではないでしょうか。
じゅうたん苔
白福稲荷大明神の鳥居をくぐるとじゅうたん苔が見られます。床一面にきれいに生えた苔は見ていて癒されるものです。
子宝・安産(白福稲荷大明神様)
野宮神社は縁結びだけではなく、実は子宝安産のご利益もあるとして全国的に有名なんです。絵馬の多さからもどれだけ信仰されているかわかるでしょう。
野宮神社 祭神・ご利益一覧
祭神 | ご利益 |
---|---|
愛宕大神 | 鎮火勝運 |
白峰弁財天 | 芸能上達 |
野宮大黒天 | 良縁結婚 |
白福稲荷大明神 | 子宝安産、商売繁盛 |
大山弁財天 | 交通安全、財運向上 |
野宮神社の情報
正式名称 | 野宮神社 |
---|---|
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨野宮町1 |
社務所 | 午前9時〜午後4時30分 |
公式サイト | http://www.nonomiya.com/ |
アクセス | JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩約10分 |
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