ハートの窓や天井画で有名な正寿院で2018年7月1日〜9月18日まで夏の風物詩 風鈴祭りが開催されています。
正寿院は京都市内に比べて5度ほど涼しい気温とのことで、例年に比べて大変暑い2018年の夏にはぴったりの観光スポットです。
その正寿院 風鈴祭りに行ってきましたので、その時の様子を写真付きで紹介していきます。
行く前までは公共交通機関のアクセスが不便と聞いていましたが、下調べをすれば全然そんなことはなかったです。車でお越しの方は無料駐車場もあるので、問題なしです。
この記事の目次
今回行った時の正寿院までのルート
正寿院は京都駅から約40km、宇治方面の山中にあるのでアクセス方法が限られています。
車で行かれる方であれば、正寿院には無料駐車場があるので問題ありません。しかし、公共交通機関で行かれる方はバスの乗り継ぎなど事前に把握しておく必要があります。
今回、調べてみて京都駅から行くのに次のルートを選択しました。
正寿院までのルート -
- 時間:約75分
- 乗換:2回
- 運賃:2,960円
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JR奈良線 24分
240円
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徒歩すぐ
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京阪バス・184系統 25分
430円
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タクシー10分
2290円
京都駅からタクシーで行くと料金が高く、一方で維中前からのコミュニティバスは本数が少ない…ということで維中前まで京阪バスで行き、そこからタクシーを利用することにしました。
行きは2人で乗りましたが、帰りのタクシーは、2人組×2人組の計4人の相乗りになりました。もし4人でタクシーに乗るなら、一人当たり約600円になります。維中前から正寿院までのタクシー代は2,290円で決まっているようです。
今回は朝9時に着くように行ったので、タクシー乗り場に他にいる人がいなかったので行くときは相乗りができませんでした。抵抗がない方は声をかけてタクシーの相乗りを持ちかけても良いかと思います。
ここからは実際に行った時のルートを写真をまじえて解説していきます。
まずはJR京都駅より奈良線に乗車し、宇治駅で下車します。下車したら、左へ曲がり南出口から外に出ます。
自転車駐輪場の前にあるバス停から京阪バスに乗車します。
ここから目的のバス停である「維中前」まで行くのは、180・182・184系統です。ちょっと小さくて見づらいかもしれませんが、1時間に約1本しかありません。
京阪バス停「維中前」はこんな感じです。自販機があるので、飲み物がない方は買っておくことをおすすめします。
待合室の奥にタクシーが停まっています。ここから正寿院までタクシーで行きます。
タクシーを利用すると正寿院の本堂まですぐの場所で降ろしてもらえます。
少し歩くと正寿院に着きます。境内には風鈴がたくさんあるので、一目見てわかるかと思います。
正寿院 風鈴祭りへ行くときの注意点
正寿院へ風鈴祭りへ行かれる際は、次の2点に注意しましょう。
- 夏は熱中症対策を忘れずに
- 事前予約が必要です
熱中症対策
正寿院周辺には飲食店や自販機などがないようでした。
拝観時に本堂でお茶とお菓子の提供がありますが、念のため飲み物の準備はしておいた方良いかと思います。
正寿院は避暑地で京都市内より涼しいとはいえ、万が一体調が悪くなったりするとアクセスが不便なため移動にも時間がかかります。
帰りのタクシーを待つときも外の日差しが照らされたところで待つことになります。
風鈴祭り開催期間中はちょうど夏の期間になるため、飲み物や塩タブレット・日傘など熱中症対策グッズを持って行かれることをおすすめします。
事前予約が必要
一昨年くらいから話題になり、近年正寿院への拝観者はとても多くなっています。
タクシーの運転手さんの話によると去年には、1日約700人ぐらいの人が集まったそうです。境内もそこまで広くないため、いろんな問題が発生したとのこと。
2018年の風鈴祭りは、混雑回避のため事前予約が必要となっています。
正寿院 風鈴祭りの混雑状況
今回は行ったのは平日でしたが、9時の拝観開始時間でも10人くらいの方たちがいらっしゃいました。その後、昼の12時付近までまったり過ごしましたが、午前中であれば10人から20人前後でそこまで混んでいませんでした。
はたまたタクシーの運転手さんの話によると昼あたりから混んでくるそうなので、人ごみを避けたい方は午前中の拝観をおすすめします。
正寿院の境内は行ってみると、想像しているよりかなり狭く感じると思います。
本堂の混雑状況
拝観受付を済ましたら、本堂でお茶とお菓子をいただけます。また奥には「全国ご当地風鈴」もあります。
風鈴祭り会場の混雑状況
本堂前に風鈴祭り会場があります。ここにも多いときでは10人前後の方がいました。
客殿(天井画・猪目窓)の混雑状況
ハートの窓である猪目窓および天井画は本堂を出た客殿にあります。ここでも常時数人くらい人がいます。ただ出入りする間隔は短いので、狙っている写真があれば辛抱強く待てばチャンスは来るでしょう。
正寿院 風鈴祭りの見どころ・写真
正寿院の風鈴祭りのページを見ると次の記載があります。
気温だけではなく風鈴の見た目や音など、人間の五感「眼耳鼻舌身」で涼を感じて頂きたい思いから、風鈴まつりは始まりました。「眼」全国ご当地風鈴を見る
「耳」風鈴の音を聞く
「鼻」自然と茶畑の香りを
「舌」茶のまちで、本場のお茶を味わう
「身」風鈴絵付け体験
引用:正寿院
記載があるように五感すべてを使えば、より風鈴祭りを楽しめるでしょう。
本堂で全国ご当地風鈴を楽しむ
全国ご当地風鈴は本堂にあります。各県個性のある風鈴を見ることができます。風鈴っぽくないものもたくさんあります。写真は加工していますが、明かりがあまり差し込まない位置にあるのでかなり暗かったです。見逃してしまう人もいるかも。
風鈴の音を楽しむ
本堂を外に出たら、写真を撮りながら風鈴の音を楽しみましょう。心地よい音と風が夏の暑さを忘れさせてくれます。
茶畑の香りを楽しむ
本堂裏手には茶畑があります。私の鼻が悪いのかわかりませんが、茶畑の香りはあまり楽しめませんでした…
お茶とお菓子を楽しむ
順番が前後しますが、拝観受付後に本堂に行くとお茶とお菓子をいただけます。正寿院がある宇治田原町は緑茶発祥の地であり、お茶のまちとして知られています。風鈴の音を聞きながらゆっくり味わいましょう。
風鈴絵付け体験を楽しむ
風鈴祭り開催期間中は、風鈴 絵付け体験ができます。絵付けした風鈴は持ち帰りができます。絵付けはマジックペンで行うようです。料金は持ち帰る風鈴を含めて1,200円、所要時間は個人差がありますが30分とのこと。
風鈴のお寺 正寿院の見どころ
正寿院には、風鈴祭り開催期間中以外にも楽しめる見どころがたくさんあります。
猪目窓
ハートの窓として有名な猪目窓。猪目にはハート型という意味があるので、「ハートの猪目窓」というと頭痛が痛いみたいな意味になります。また日が差すことによって、猪目の影が見られます。これを「幸せのおかげ」と呼ぶそうです。
天井画
客殿(則天の間)の天井には、日本を代表する書家の方などの協力により、花と日本の風景をテーマにした160枚の画を見ることができます。春夏秋冬の舞妓の絵や東西南北を司る四神などがあります。
本堂内陣にも天井画があるそうですが、それは撮り忘れました。
その他の見どころ
他にも正寿院には見どころがたくさんあります。境内は小さいですが、特に写真好きの方はいろんなスポットがあって楽しめるでしょう。
正寿院 風鈴祭りの感想
行く前はアクセスがとても不便と聞いていましたが、バスの時刻を調べておいてタクシーを利用すれば移動自体は苦労しません。むしろ歩く距離がほとんどないので快適なくらいです。
さっと見て回るくらいなら所要時間は1時間もかからないです。
移動時間が長くても来る価値はあるでしょう。朝から来れば、午後からは宇治観光を楽しめたりするので、暑い夏にはぴったりの観光スポットです。
ちなみに私は帰りに伊藤久右衛門で抹茶そばとパフェをいただきました。正寿院含め、とても楽しい時間を過ごせました。
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