京都の梅津に位置する梅宮大社は、観光客も多くなくゆっくりと落ち着いた時間を過ごすことができるおすすめの神社です。
この記事では、初めて梅宮大社に訪れる方のために、知っておくとより楽しめる簡単な歴史から見どころまで紹介します。一度訪れればきっと梅宮大社に再度訪れたくなるでしょう。
梅宮大社の歴史
梅宮大社は、奈良時代の政治家であった橘諸兄の母である県犬養橘三千代(あがたのいぬかいたちばなみちよ)が橘氏一門の氏神として祀られたのが始まりとされています。
その後、平安時代の始めに嵯峨天皇の皇后である橘嘉智子(壇林皇后)によって現在の地に移されました。
梅宮大社の見どころ
梅宮大社といえば、その名の通りきれいな梅が見られることで有名です。境内には、ほかにもたくさん見どころがありますのでご紹介します。
猫
梅宮大社は、京都の猫神社として知られています。楼門をくぐった先にある授与所の周りで、猫たちがくつろいでいるのを見ることができます。
またげ石
境内の本殿には、またげ石という不思議な石があります。子宝に恵まれない夫婦が一緒になって参拝・祈祷して、この石をまたぐと子を授かることができると言われています。
祈祷の申し込みをしないとまたぐことはできないの注意しましょう。
神苑
梅宮大社の境内には、本殿を囲むように神苑があります。神苑では、四季折々の花を楽しむことができます。大きく分けると、咲耶池・勾玉池・梅苑の3つのエリアがあります。
咲耶池は神苑に入ると最初に目に入る大きな池です。この池には鯉がたくさんおり、授与所で鯉の餌をもらうことができます。咲耶池周辺では、つつじ・杜若を見ることができます。
勾玉池は本殿の裏側に位置する少し小さめな池です。ここでは花菖蒲を楽しむことができます。
梅苑は神苑の出口の手前にあります。梅苑には、たくさんの梅の木が植えられており、梅の季節には多くの梅の花を楽しむことができます。また椿の花も梅苑の手前あたりで見られます。
池中亭茶室
池中亭は咲耶池に浮かぶ島にあり、芦で屋根を覆ったものとしては、梅津の里に唯一残るものになります。とても趣のある佇まいをしています。さっと歩いていると見逃しやすいので注意しましょう。
梅
3月下旬頃には、本殿前と神苑で多くの梅を見ることができます。梅苑にたくさん咲くと思われがちですが、咲耶池の周囲でもたくさんの梅を見ることができます。
あじさい
京都であじさいを見たいなら、梅宮大社に行くのもおすすめです。咲耶池から勾玉池に行く道、勾玉池から梅苑へと行く道あたりでたくさんのあじさいを見ることができます。梅宮大社は嵐山に行く道中にありいますので、6月中旬ごろに嵐山観光に行かれる方は合わせて訪れるのもいいでしょう。
神苑の花ごよみ
梅宮大社の神苑では、四季折々の花を楽しむことができます。例年の見頃となる時期を紹介しますので、お好きな花がある方は訪れる時期の参考にしてください。
花 見頃
梅 2月中旬〜3月中旬
椿 3月中旬〜4月中旬
八重桜 4月中旬〜4月下旬
つつじ 4月下旬〜5月上旬
杜若 4月下旬〜5月上旬
花菖蒲 5月下旬〜6月中旬
あじさい 6月中旬〜6月下旬
梅宮大社へのアクセス
梅宮大社は、京都駅から市バス28系統に乗車(35分、230円)し行くことができます。バス停を降りたら、参道への看板がありますので、それに従って進めば2分くらいで梅宮大社に到着します。
詳しいアクセス方法は、梅宮大社への交通アクセスの記事で紹介しています。
拝観時間・料金
拝観時間 9:00〜17:00
料金 境内無料 / 神苑 550円
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