下鴨神社の糺ノ森の傍にある河合神社は美人の神様として知られる玉依姫命さまが祀られています。そのため、美人祈願の神社として女性に大変人気のある神社です。この記事では河合神社のご利益や鏡絵馬などの見どころ・京都駅からのアクセス情報などを紹介します。
河合神社の歴史とご利益
平安時代中期に編纂された延喜式には「鴨川合坐小社宅神社」と記され、現在では通称の「河合神社」と呼ばれております。しかし、いつから存在したか詳しくはわかっておらず、伝説上の人物とも言われる神武天皇の時代(紀元前六六〇年頃)からそう遠くない時代には存在していたと考えられています。
河合神社の社殿は、本宮の式年遷宮に合わせて造り替えが行われてきました。現在の社殿は、延宝七年(一六九九年)に行われた式年遷宮の時に古い殿舎を修造したものになります。明治一〇年(一八八七年)には、河合神社は下鴨神社(賀茂御祖神社)の第一摂社となりました。
ご祭神には神武天皇のご母神であられ玉依姫命さまが祀られています。玉依姫命さまは玉のように美しい姿をしていたことから、女性がより美しくなりたいという願望を叶えてくださる美麗の神さまとして広く知られています。また古くより女性守護の神様として敬われ、安産・育児・縁結びなどのご利益があると知られています。
河合神社の見どころ
河合神社には玉依姫命さまのご神徳のみならず鏡絵馬や御白石、美人水といった女性がより美しくなるためのパワーアイテムが多くあります。
鏡絵馬
絵馬に描かれた顔を自分の顔に見立て、美しくなれるようにと願いを込めながら化粧を施し奉納します。外見的な美しさだけでなく、内面的な美しさもあってこそ真の日本女性になれるとされています。
御白石
河合神社の本殿と鏡絵馬の間にある、知らないと見逃しやすい御白石。鏡の下に白い石があります。この御白石を触った手でご自分の顔を触ると美肌・美白になれるご利益があるそうです。
美人水
社務所にある休憩所では、美人水をいただくことができます。美人水はかりん(花梨)という果物と御神水によってつくられた飲み物です。かりんにはビタミンCが豊富に含まれており、これが美肌や美白に効果があるとされています。下鴨神社にはかりん(花梨)の庭があり、毎年たくさんのかりんの実がなるとのことです。
任部社(とうべのやしろ)
河合神社創祠よりある社で、御祭神として八咫烏命(やたがらすみこと)が祀られています。日本サッカー協会のシンボルマークが八咫烏となって以来、サッカーの必勝祈願の守護神として有名になりました。
鏡絵馬の奉納手順
1. 好きな鏡絵馬を選んで、初穂料800円を納めます。
2. 鏡絵馬御化粧室へ行きます。ここで絵馬にお化粧をします。
3. 表面にお持ちの化粧品を使って、美しくなれますようにと願いを込めながら顔を描きます。化粧品をお持ちでない場合は化粧室にある色鉛筆を使用することも可能です。
4. 裏面には自身の名前とお願い事を記します。
5. 本殿右にある絵馬掛けに奉納します。以上で鏡絵馬の奉納は終了となります。
河合神社へのアクセス・駐車場情報
河合神社の公共交通機関の最寄駅と所要時間を確認しておきましょう。
最寄駅・バス停 | 所要時間 |
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叡山電車 出町柳駅 | 徒歩約12分 |
京阪電車 出町柳駅 | 徒歩約12分 |
京都バス 糺ノ森前または新葵橋前 | 徒歩約4分 |
京都駅から河合神社へのアクセス
JR奈良線京都駅より東福寺駅にて下車し、京阪本線へ乗換。出町柳行へ乗車し、三条京阪で特急出町柳駅へ乗換、終点の出町柳駅にて下車。京阪出町柳駅より徒歩約12分。
名称 | 鴨川合坐小社宅神社(河合神社) |
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住所 | 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 |
拝観時間 | 6:30〜17:00(時期によって変動します) |
拝観料 | 無料 |
公式サイト | http://www.shimogamo-jinja.or.jp/ |
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