京都で着物散策をするのに「おすすめできない」または「注意すべき」観光スポットをご紹介します。
京都は着物の雰囲気にぴったりのお寺や神社が多いですが、着物で歩くときは歩幅を小さくする必要があるため、知っておかないと思わぬ苦労をする羽目になるかもしれません。
着物を初めて着るという方や、京都観光初心者の方に特に見て欲しい記事になります。
京都着物散策におすすめできない観光スポットを選んだ基準
ここでは、これからご紹介する京都で着物散策をするのにおすすめできない観光スポットを選んで基準をご紹介します。
階段または坂道が多い
着物を着て歩くときは、「着崩れしないように」「着物が痛まないように」歩幅を小さくして歩く必要があります。
坂道はまだマシですが、階段が多くなると着物では上り下りに一苦労。基本的には一段ずつ進んでいく必要があるため、時間も普通に歩くよりかなりかかります。
特に着物を初めて着るという方は、着物の歩き方に慣れるのも少し時間がかかるでしょう。
行くとしても通常より所要時間を多めに見積もって計画を立てることをおすすめします。
京都着物散策に「おすすめできない」「要注意」な観光スポット
京都着物散策に「おすすめできない」「要注意」な観光スポットをご紹介します。
紹介順は「おすすめできない」順になっています。
もし行かれる場合は、着物での観光が大変だと知った上で、慌てずにゆっくりできる観光プランを立てられることをおすすめします。
神護寺
神護寺がある高雄は古くから紅葉の名所として知られる観光スポット。嵐山をさらに北上した山中にあります。
楼門をくぐり抜けた先はそれほどでもないですが、楼門へと続く参道が数百段にもなる階段となっています。楼門へと続く道がこれしかなく、車で直前まで乗り入れるといったこともできません。
どうしても着物を着ていきたいという場合以外は、着物を着ていくのは避けるべき観光スポットです。
善峯寺
京都市街から離れた洛西にある観光スポットで「紫陽花の名所」「紅葉の穴場スポット」として知られています。また行くなら、国指定天然記念物「遊龍の松」をしっかりと見ておきたいところ。
参道が長い坂道になっており、普通に歩いて行くだけでも一苦労。着物を着るとさらに疲れる羽目になるでしょう。
様々な京都の四季を楽しめる穴場スポットです。しかし、神護寺同様に可能な限り着物で行くのは辞めておくことをおすすめします。
知恩院
日本三大三門の一つがある寺院。大晦日に突かれる除夜の鐘も有名。
三門の背後から続く男坂が長めの階段となっています。もし着物を着て行かれる場合は、坂を登らずに三門だけ見学するのもいいでしょう。
高台寺
豊臣秀吉の妻「ねね」が開創したお寺。桜や紅葉の名所として知られ、夜間に開催されるライトアップは見もの。
境内へと至る台所坂と言われる参道が少し長めの階段となっています。また境内は高低差がある作りになっており、高台にある時雨亭や竹林を着物で見に行くのは大変です。
台所坂はゆっくり歩けば、そこまで苦労はしないでしょう。しかし、境内全体を楽しみたいという方は、着物で行くのは避けたほうが無難な場所です。
毘沙門堂門跡
京都山科にある格式高い門跡寺院の一つ。紅葉の名所としても知られており、境内にある長い階段に散り積もる散り紅葉が有名です。
しかし、本殿に至るまでにその長い階段を登る必要があります。また駅から徒歩で行かれる場合は、徒歩15分ほどと少し長めの距離。
行かれる場合は、境内入口付近までタクシーで行くといいでしょう。
清水寺
世界遺産に登録されており、京都の観光スポットとして人気のあるお寺。
京都の四季を堪能でき、境内は着物にぴったりの雰囲気です。しかし、境内へと至る五条坂が緩やかな坂道であり、境内にも坂道が多くあります。
着物で散策されるのはおすすめですが、疲れることは覚悟しておいた方がいいという観光スポットになります。
稲荷山(伏見稲荷大社)
お稲荷さんとして有名な京都の人気観光スポット。
千本鳥居やおもかる石といったよく知られている見どころまでは階段も少ししかありません。しかし、おもかる石がある奥社を超えたあたりから坂道になり、途中に階段なども多くなります。
もし着物で行かれる場合は、奥社までにとどめられることをおすすめします。気になって奥に進んでいくと、引き返すのに苦労することになります。
山門(南禅寺)
石川五右衛門のセリフで有名な山門があるお寺。
しかし、山門を登るには急な階段を登る必要があります。そのため、着物を着てきた場合は、無理をせずに山門に登ることを諦めた方がいいでしょう。
山門を除けば、境内は平坦な道であり、レトロな水路閣も見られる着物観光にもおすすめの場所です。
着物で階段を上手に登るコツ
着物を着て京都観光を楽しむために、着物を着て階段を上るコツをご紹介します。
まず、どちらかの手で、「着物の裾が階段に触れないように」持ち上げます。
そして、まっすぐ前を向いて歩くのではなく、少し身体の向きを斜めにして歩きましょう。
そうすると、比較的楽に階段を上り下りすることができるようになります。
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